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採用ツール:離職防止ツール

▼概況 ”離職防止ツール”が注目されている背景で一番、優先順位が高いことは日本全体の労働人口減少による採用コストの高騰化と採用の難化に危機感を感じて解消することが難しいため既存社員の流出を防ぐことから始まったのでしょう。もちろん、既存社員に対して投下したコストが教育費を含めて回収する前に退職をされると人材投資が負債で終わってしまうという面もあり、また、情報技術の発展や社会背景の変化(終身雇用の崩壊、自分自身の人生をより大切にする風潮)によって思考停止をしない優秀な人材が流出する傾向となっています。ビジネスの構造が複雑化をした結果、個人のパフォーマンスがより組織の成長に直結する様になりました。その傾向は益々、顕著になる見通しとなります。

”eNPS”という従業員ロイヤルティを数値化した指標を多くの企業が重視する様になりましたがこの指標は、ベイン・アンド・カンパニーのF・ライクヘルド氏が提唱した、顧客ロイヤルティを可視化する指標であるNPS(Net Prmoter Score)をアップルが店舗で働く従業員のロイヤルティマネジメントに活用し始めたところから普及しました。従業員向けのNPSです。

離職防止ツールのメリットは自社で定量化するためのKPIをSaaS型サービス提供会社が一定の指標化をして、格安でサービスを利用できる様にパッケージ化をしたため中小企業が安価に利用できる様になっています。”人材”が企業の成長に対して大きな影響を与えるビジネス構造に変化をしたため、”離職防止”の価値が上昇しています。離職をする理由は以下に詳細を記載していますが各調査会社によってボリュームゾーンが異なります。そのため、人事制度の設計が簡単にはいかないことからも導入のメリットがありそうです。また、若手はより”不満”に感じることを上司や人事担当者に伝え辛い内容があったり直接、伝え辛いという面がある事が想定されます。

▼離職理由 ◇データ① 1位:他にやりたい仕事:12.4% 2位:企業の将来性が不安:9.5% 3位:給与に不満:7.4%

参考URL:https://doda.jp/guide/reason/2015first/ データ出典:本コンテンツのデータはDODAサービスにご登録いただいている方のデータを元に集計 データ抽出期間:2014年10月~2015年3月 有効回答数:29,087件 ※転職サービス「DODAデューダ)」「転職ランキング 2015年上半期」より抜粋

◇データ② 1位:上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった(23%) 2位:労働時間・環境が不満だった(14%) 3位:同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった(13%)

参考URL :https://next.rikunabi.com/tenshokuknowhow/archives/4982/ 調査企業 :株式会社マインドシェア 調査方法 :インターネットでアンケートを実施 実施期間 : 2007/04/26~2007/05/17 調査対象 :転職活動経験者(有効回答数100件) 

◇データ③ ○「仕事を辞めたい!」と思った理由ランキング 1位:給与や福利厚生が良くない 2位:職場の人間関係が良くない 3位:休日や残業時間などの待遇が良くない

参考URL:https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/caripedia/03 調査方法:全国の20~35歳の会社員(正社員)を対象にインターネット調査 実施期間:2015年7月31日~8月2日、回答数370名

◇データ④ ○転職理由 1位:キャリア成長が望めない(25.5%) 2位:残業・拘束時間の長さ(24.4%) 3位:仕事内容とのミスマッチ(19.8%)

参考URL:https://www.vorkers.com/hatarakigai/vol_14 調査企業:働きがい研究所(株式会社ヴォーカーズ) 調査方法:2007年7月~2015年3月に、新卒3年目までに退職した元社員から投稿された回答(全627件)を対象データとし、「退職理由」についてのフリーコメントを15個の退職理由に分類しました。

▼具体的サービス事例

サービス名:Employee Tech サービス概要:Employee Techは、独自の感情データ解析や自社開発のクラウドシステムを活用し、離職率の改善やチームの生産性向上、働き方改革の実現を目指す企業様の活動をお手伝いします。 提供企業:株式会社Emotion Tech URL:www.emotion-tech.co.jp

サービス名:テガラみる 企業ミッション:ヒトの心の着火台に火を灯し、社会の新たなエンジンとなる

我が国の少子高齢化は世界でも例のない速度で急速に進んでいます。労働力不足に対する国策としては、人口構造問題を鑑みた税制改革、潜在労働力の活用施策、外国人労働者の受入、先端テクノロジーの活用(ロボット化、AI化)等を急ピッチで取り入れるも、依然として先行き不透明感な状況が続いています。ヒトの可能性、すなわち「生産性」を最大化することで、我が国の構造的な労働力不足を解決に導きたい。これが私たちの想いです。 私たちはリクルートにて事業運営を通じて得た経験から、その解決策となり得るひとつの解を手にしました。 それは「優れた組織は生産性が高い」という事実(ファクト)です。 「優れた組織」に共通していたたったひとつのこと。それは、「ヒトの心に火をつけることができる」多数の個人により牽引されているということでした。 部下や同僚、そして時に上司すらも動機づけすることに長けた多数のリーダーにより牽引される組織下で働く大半の個人は、やる気に満ち溢れ、主体的であるため、生産性がすこぶる高い。私たちはこのような組織を実現できるサービスを創造し、その普及に努めることで、社会のエンジンとなり、我が国の生産性最大化の一翼を担っていきます。 提供企業:株式会社テガラミル URL:https://tegaramill.co.jp/tegara/

サービス名:Geppo 創業背景:現在、日本の労働市場においては人手不足が深刻化し、また働き方改革が推進されるなか、人材の定着や労働生産性の向上が求められています。その一方で、仕事の負担感や組織内のコミュニケーション不足が従業員のストレスの一因となり、人材の流失や労働生産性の低下につながるという問題があります。従業員や組織の状況が常に変化するなか、企業は従業員のコンディション変化の兆しを発見し、対策を打つことが重要となっています。 提供企業:株式会社ヒューマンキャピタルテクノロジー ※リクルートサイバーエージェントの新規事業開発プログラムによって2017年7月に生まれたHRテクノロジーカンパニーです。 URL:www.geppo.jp

サービス名:ポテト ビジョン:”外食産業にデータ革命を起こす” テクノロジーの力で、そこで働く従業員の満足度を上げることと、飲食店に来る顧客の満足度をあげることとの両方を実現し、外食産業の活性化に貢献することに挑戦しています。「人不足問題」は外食の経営におけるボトルネックになっています。全国に300,000店舗あるといわれる飲食店の8割以上が、人不足という課題を抱えています。常時採用活動することでの採用コスト増、待遇改善による人件費増。さらに、採用基準を下げることで、生産性やサービスレベルも下がる…結果、顧客離反が進み、営業時間の短縮や店舗の閉店を余儀なくされる飲食店が増加。そんな負のスパイラルが、飲食店の現場では起きています。まずは、従業員の声を吸い上げることで、採用した人が"辞めない仕組み"を提供していきます。 運営企業:株式会社モバイルオーダーラボ URL:mobileorder.co.jp

サービス名:HR OnBoard 開発背景:生産年齢⼈⼝が減少する⽇本では⼈⼿不⾜が深刻化。苦労して採⽤ができた社員が早期離職をしてしまうと、また採⽤をしなければならない悪循環が発生してしまいます。そのためには業務負担を増やさずに、採⽤した社員の離職リスクを把握するツールが必要ではないかと考えました。 提供企業:エン・ジャパン株式会社 URL:on-board.io

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