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フードロスサービス

○フードロスとは ”フードロス”とは人が食べるために作られた食料が、失われたり捨てられたりしてしまうことを指します。食品は生産されてから消費されるまでに、一次産業(農場や漁場)から二次(製造)を経て三次産業(小売店)までの工程でまだ食べることができるにも関わらず様々な理由から失われたり、捨てられたりする問題のことを指します。

○フードロスの数値 現在、世界で生産されている食料のうち”約1/3”が廃棄されています。その量は年間で約 13億トンになります。世界の飢餓人口を養うことができる量の廃棄が発生しています。 日本国内での”食品ロス”は年間で約642万トンになります。 ※参照:農林水産省「食品ロスの現状 H24推計値」

○日本国内における”フードロス”の各工程別要因 ①生産工程 1.流通上規格外の廃棄(流通をするための規格から外れた場合) 2.生産量調整による廃棄(価格下落防止) ②製造・加工工程 1.製造過程の廃棄(ミスした場合の廃棄。) 2.季節性商品の廃棄 3.1/3ルール(メーカー、卸、販売の3者間での業界習慣によて製造日から賞味期限の間で1/3の期間が納品期限となりその期間内に小売り店に納品できない場合は廃棄をすることになっている。) ③流通工程 1.顧客の鮮度意識 ④消費 1.買い溜めによる廃棄(賞味期限を超えてしまう)

○フードロスサービス/ビジネスモデル ”フードロス”という社会課題を解決するために注目を集めているビジネスは”フードシェアリングサービス”になります。飲食店や惣菜店が抱えている廃棄予定の食料品をプラットフォーム上で希望者が低価格で購入をすることができるサービスとなります。

日本国内では家庭からの廃棄が多いですが、飲食店もそれなりの廃棄量となります。まだ、新しい市場となるためビジネスを提供している企業が少ないです。

○具体的サービス事例/各社 サービス:TABETE tabete.me 概要:「フードロス」削減のためのWebプラットフォーム。 閉店間際など、まだおいしく食べられるのに廃棄の危機に面している食事を「食べ手」とつなぎ、最後まで売り切ることを応援する、社会派の Web プラットフォームです。 企業:株式会社コークッキング

サービス:Reduce GO reducego.jp 概要:余剰食品の定額テイクアウトサービス レストランや飲食小売店の余剰食品を削減するプラットフォームです。近くのレストランやカフェ・ベーカリーなどのお店で、残ってしまいそうなお料理を月額定額で楽しみましょう。 利用料金:月額1980円/1日最大2回まで注文可能。 企業:SHIFFT株式会社