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BIツール(ビジネスインテリジェンスツール)

○概要 BIツールとは企業が蓄積している膨大な大量のデータを分析して、その分析結果を経営の意思決定に活かすためのツールです。経営者や現場社員などが、データサイエンティストなどの専門家の力を借りることなく、意思決定を”迅速”に支援できるようにします。BIツールの基本的な機能は以下3つになります。

○BIツールの基本的な機能 ①基幹系システムからデータと連携する仕組み(収集・蓄積・統合) ②データの分析・集計 ③データの可視化

BIツールの優れている点は、Excleなどの表計算ソフトを活用して集計をしていたものやPower Pointを活用して見えやすいグラフ化をシステムで自動化して高度な分析を可能にしたシステムとなります。現在、BIツールが注目をされている背景は以下4つがあります。

1.迅速な意思決定が必要となったこと 2.低コスト化(オンプレミス型からクラウド型の普及) 3.ビックデータを処理する技術が発展した。精度が高い情報を得られるようになった。 4.データの取得範囲が多様化・容易・高精度になったこと

▼BIとは ビジネス・インテリジェンス(Business Intelligence)の省略です。

▼BIの定義の歴史 1958年にIBM研究所の研究員が”ビジネスインテリジェンス”という用語を使用して誕生をしました。彼はビジネスインテリジェンスを”希望する目的のための行動をガイドできるための、既に存在する事実の相互関連性を把握する能力”と定義をしていました。1989年には、ガートナーグループに在籍をしていたアナリストのハワード・ドレスナー氏が”ビジネスインテリジェンス”とは”事実をベースとした支援システムを使用した、ビジネス上の意思決定を進化させるための、概念と手法”を指す包括的用語であると提唱しました。元々、専門家しか活用をしていなかったツールですが一般社員が使えるようになったことで注目をされるようになりました。

○メリット/デメリット メリット ・意思決定のスピードが迅速に行えるようになる。 ・データ加工などをシステムで行えるため、数値が苦手な人でも理解をし易い ・ビックデータの活用が専門家を採用することなく実現できること

デメリット ・初期設定に関して苦労する。 ・管理ツールのコストが高騰化をする。 ・場合によっては、既存システムとの連携が上手くいかない。

○具体的サービス事例 サービス名:MotionBoard Cloud www.wingarc.com 運営企業:ウイングアーク1st株式会社

サービス名:MicroStrategy 10 www.microstrategy.com 運営企業:マイクロストラテジー・ジャパン株式会社

サービス名:Actionista! www.justsystems.com 運営企業:株式会社ジャストシステム

サービス名:LaKeel BI bi.lakeel.com 運営企業:株式会社レジェンド・アプリケーションズ

サービス名:GoodData (グッドデータ) www.samuraiz.co.jp 運営企業:株式会社サムライズ