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人材業界市場規模/高卒者マーケット_2018

○高校卒業者数/推移

高校卒業者数は人口減少の影響もあり減少並行にありますが、大学の間口が広がった影響もありますが恐らく奨学金普及率の上昇もあることが想定をされます。結果、進学率が高くなっているため進学者数は増加傾向にあります。平成20年と比較をすると特に高校卒業後に就職をする人数が減少傾向にあります。また、女性の進学率が高まっていることも特徴と言えます。

平成20年3月 ・卒業者数1,089,188人 ・大学(短大)進学者575,659人(52.9%) ・就職者206,628人(19.0%)

平成26年3月 ・卒業者数1,051,343人 ・大学(短大)進学者566,309人(53.9%) ・就職者183,635人(17.5%)

平成27年3月 ・卒業者数1,068,989人 ・大学(短大)進学者583,533人(54.6%) ・就職者189,739人(17.7%)

平成28年3月 ・卒業者数1,064,352人 ・大学(短大)進学者583,704人(54.8%) ・就職者189,868人(17.8%)

平成29年3月 ・卒業者数1,074,655人 ・大学(短大)進学者589,121人(54.8%) ・就職者190,311人(17.7%)

参照元文部科学省/学校基本調査(平成29年) http://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2018/02/05/1388639_1.pdf

○奨学生増加 高校卒業後の進学率に影響を与えているのは、家庭環境。教育に費用を投下できる方が当然ながら大学進学をできる確率が上昇します。 各家庭の平均給与の推移が減少傾向にあり、奨学金に頼らざるを得ない学生数が増加していることもありますが、そもそも”奨学金”の存在が広まっていることもあるからではないでしょうか?

■大学・短大(通信除く) 平成18年度 ・3.6人に1人 (27.9%)

平成28年度 ・2.6人に1人 (38.1%)

出典:民間給与実態統計調査結果(国税庁) 出典:独立行政法人日本学生支援機構

○高校卒業者/就職率 就職希望者の就職率は98.0%(平成29年3月)となり、平成3年3月卒以来26年ぶりの高水準となっているようです。

・就職希望者192,008人(前年同期191,935人) ・うち就職者188,212人(前年同期187,552人) ・うち未就職者3,796人(前年同期4,383人)

労働人口不足の影響もあり、高校卒業者の就職率が上昇をしています。大学の存在意義に関して見直しが発生している現在において高校卒業者の活躍は注目すべき労働者数になっていくでしょう。